ビジネスサクセスコーチング®カレッジ/オンラインスクール【GOAL SHIFT®】
自分の市場価値を上げる方法
【1】市場価値とは何でしょうか? 最初におさえるポイントは?
市場価値とは、あなたが提供できる仕事が社会からどれくらい必要とされているかという度合いのことです。
この分野で起業したい!という希望も、それが欲しい!というニーズが無ければ結果として成立しません。
つまり需要と供給のバランスが必要です。
市場価値を上げるために必要な要素はまずは次の4つです。
- スキル・資格
- 専門知識
- 経験値
- 成果
スキル・資格はイコール、専門知識とも言えますが、ただ資格を持っているだけでは意味がなく、専門知識を人に伝えられるレベルで保持していないと使い物にならないという意味で、この2つを分けています。
スキル・資格を持っている人は世に沢山いますが、全員がそのスキル・資格を活かせているでしょうか? 多分持っている資格の5分の1、10分の1位しか肩書として使っていない人も多いと思います。私も茶道、華道、ワークショップデザイナーなど10以上の資格を持っていますが今活かしているのはコーチのみです。
しかしこのスキル・資格がまずないと始まらないという職業もありますから、ここは押さえておくべき第一段階です。
【2】経験値が無ければ顧客の信頼は得られない
市場価値を上げるために必要な要素
- スキル・資格
- 専門知識
- 経験値
- 成果
この2にあたる専門知識があったとしても、机上の論で現場を知らなければ現実社会で通用しません。
優秀な経営コンサルタントの会社員が、自分で会社を経営した時に上手くいかなったという話を聞くことがあります。
専門知識を人に伝えることに長けている人はいます。そしてその知識を現場で活かす人が別の人ならば、その専門知識は現場の人の経験値と相まって、成功に繋がっていくということです。つまり職業分離で結果を出す事例です。
個人で起業しようと考えている人は、この2の専門知識と3の経験値はひとりで全て行います。
だからこそひとりでも仕事ができるのです。
常に現場にいる最新情報とリアリティを持ち、専門知識を伝えらえるからこそ顧客からの信頼を得る事になります。
【3】市場価値はやはりこれで測られる
市場価値を上げるために必要な要素の最後は「成果」です。
資格×専門知識×経験値で社会に通用する成果を作る必要性があります。
この場合で言う成果と言うのは、客観的に見て世間から承認されることであったり、数値化できることであったりします。
例えば年間で〇人契約できたコーチであるとか、〇〇企業でマネージャーを〇年務めて、売上5年連続〇%アップという成果を出した、などです。
そんなこと私には何もない…と思わないでくださいね。
これはあなたの市場価値が高まっていく流れであって、現時点でこれがなくてはいけないということではないのです。
ここは声を大にしてお伝えします。
これから市場価値を上げ、セルフブランディングをして自分を世に出していくためにこういった流れなのね、とわかって頂ければそれでOKです。
高名なコンサルタントもコーチも、最初はゼロからです。
モニターやお試し、トライアルという方法から成果を築いていく方法や、成功報酬方式で取り組む等の手法等があります。
そこから一歩一歩成果を積み上げていくことでブランディングは出来上がっていきます。
ですから今から心配されることは何らありません。
ただ気を付けて頂きたいのは市場価値がある=収入が理想通りということでもないのです。
それは行っている仕事の内容によってかなりの違いがあります。
では収入だけ追い求めればいいのかと言うとこれは大間違いです。まず先に市場価値を高めてから収入アップを目指します。
【4】市場価値を上げるためにするペンギンステップ®
市場価値という固い言葉に、ペンギンステップという言葉はなんだかおもしろい組み合わせだと書いていて“くすっ”と笑ってしまいました。
ペンギンステップとは私が創った言葉です。
目標に向かって歩き出すときに小さなステップから初めてみようという言葉として、ベイビーステップという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
ベイビーよりもっと小さなステップを確実に積み上げることを推奨したくてこの言葉を作りました。
さて、市場価値を高めるために行うファーストペンギンステップは「私は仕事を通じて何をしたいのか?」という問いです。
あなたはどんな仕事で人に喜んで欲しいですか?
あなたは仕事を通じてどんな未来を創りたいですか?
根源的な問いです。
会社員をしていると仕事は降ってきます。起業すると仕事は降ってきません。自分で掴みに行きます。
何を掴みたいのか?これがわかることがファーストペンギンステップです。
【5】「私は仕事を通じて何をしたいの?」を見つけるために
少し私の話をさせてください。
私は23歳の時に心臓病を患いドクターストップで会社を辞めました。無職となり人生が不安に包まれました。
そんな中ある出会いから心理学のセミナーを紹介されました。
それがコーチングの生みの親、ワーナー・ハンス・エアハード氏発案のセミナーだったのです。
その時はまだコーチングという言葉は日本には存在していませんでした。そのセミナーでは数えきれないほどの問いを頂きました。
教えてもらうことはなく、問いかけられ全て自分で気がついていくセミナーでした。
そこで私は人生で一番大切にしたいことは「周りの人に心の温かさを伝えて生きること」だと気づいたのです。これはつまり私のミッションとなりました。
それまでに自分でも「私は何をしたいんだろう?」とは問いかけたことは何度もありました。
でもすぐ思考は別のことに飛んでしまい、結局堂々巡りだったのです。
つまりどのような環境で、その前にどんな対話があり、そして誰からどの様に問いかけられるのかが大事だと知りました。
人から問いかけられないと出せない答えがあります。だからこそコーチは今も重要な仕事として社会から必要とされているのです。
大切なことは常に自分の市場価値を上げることに有効な問いを持つことです。
しかしながらそれが一人でできる人はほとんどいません。ここは過度に頑張らないで、コーチの力を借りることをおすすめします。
あなたが市場価値を上げるために行う自己分析として、私が用意したツールがあります。
【セルフイノベーションチェックシート】として、提供していますので、下記リンク先から確認して、お使いになってみてください。
まとめ:市場価値を上げるために必要なスキルとは
- 自分の市場価値を上げるための要因を理解する。
- 決めた分野で市場価値を上げるための経験を積む。
- 経験の先に誇れる成果を作る。